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ODスイッチのON−OFF切替ができなくなった
私のSGも、そろそろ製造されて12年を迎えますが、皆さんと同様、色々な部分が壊れて きました。 ATシフトレバーのOD(オーバードライブ)スイッチの不具合も、以前からあったのですが、騙し騙し使ってきました。
私のSGは、OD−OFFに解除できないのです。(秋から急におかしくなってきていました) OFF→ONは、問題ないのですが、ON→OFFは、スイッチがひっかっかって、押されたままになってしまい、出てきません。 それでも、思いっきり指先で素早く突いてやる(叩く)と、OFFになりますが、これからの ウインターシーズン、エンジンブレーキの使えないAT車は危険すぎますから、交換すること に決めました。
私のSGは、初回マイナーチェンジ前の初期型でして、シフトレバーの形状がやや異なります。2箇所で折れ曲がっているS字型をしており、MB951512という品番なのですが、代替部品として、MR267370が指定されています。
今回入手したのは、95年11月第3週以降のSGで採用されているMR267370です。(ストレート形状) S字ではなく、ストレート形状のシフトレバーですが、特に支障なく使えるようです。
部品代は、以前よりも若干値上がりしており、7200円(税別)でした。
(作業実施時期:2006年12月)
<作業手順>
(1)コラムカバー(上)を外します
■コラムカバー(下)を下から(足元から)見ると、3箇所ビスが見えますが、キーシリンダー下側にある1箇所だけ、プラスドライバーで外します。
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■次に、コラムカバー(上)の、ステアリング側に見える、2箇所の爪を、マイナスドライバーで押して、コラムカバー(上)を外します。 ※ある程度強く押さないと、爪が外れないかもしれませんが、経年変化で樹脂が劣化している場合、あまり勢いよく押すと、爪が折れてしまうかもしれません。
あとは、コラムカバー(上)を取り外すだけですが、シフトレバーを下げた方が、外しやすいかもしれません。
■次に、シフトレバーの付け根にある、ゴムカバーをめくってしまいます。
(画像はありません)
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(2)配線コネクタの取り外し
■ゴムカバーをめくると、ATシフトレバーからつながっている配線が、どこへつながっているかがわかると思いますので、配線コネクタを外します。
■ステアリングシャフト上にある、配線の固定も、手で簡単に爪を起こして配線をフリーにすることができます。(画像はありません)
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(3)ATシフトレバーASSYを取り外します
■シフトレバーの付け根にある、黒い樹脂のカバーを押し上げて外すのですが、これは、中のロックピンが脱落してしまわないように、かぶせてあるだけの樹脂カバーですから、どこか、押し込むような爪はありません。 |
■黒い樹脂のカバーをマイナスドライバーか、リムーバーなどを使って、押し上げるだけで外れるのですが、固着していると、結構力が必要です。
※あまり力が入りすぎると、外れた瞬間、力が抜けて、怪我をするかもしれませんから、 軍手を使用したほうが、手の保護に役立ちます。
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■樹脂カバーが外れたら、中に見えるロックピンを外します。
単なるストレート形状の丸棒ですから、上下関係ありません。画像では、上からプラスドライバーで押し込んでいますが、下から作業しても構いません。
※上から押し込む場合は、短いドライバーがあると作業性がよいです。 (柄が長いとまっすぐに入らない)
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■ロックピンが抜けたら、シフトレバーASSYが抜けます。
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(4)新しいシフトレバーASSYを取り付ける
■あとは、新しいシフトレバーASSYを取り付けるだけなのですが、 作業としては、取り外した手順と、逆の手順で組んで行くだけです。
■特に気をつけるほどのことはありませんが、シフトレバーASSYを、ロックピンで固定する際に、グリースか、CRCなどの潤滑スプレーを少量塗布すると、滑りがよくなり、スムーズに挿入することができます。 |
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交換後のインプレッションですが、初期型に採用されたS字形状のシフトレバーに慣れていたおかげで、ストレート形状のシフトレバーに変わると、やや違和感がありますが、そのうちに慣れると思います。
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