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パワーウインドウのトラブルや、オーディオのドアスピーカーの交換など、ドアトリム(内張り)を外して作業する機会は、意外と多いものなのですが、見えないところにクリップやビスがあり、闇雲に引っ張ってしまうと、内装クリップの取り付け部分を損傷したりして、再使用困難になってしまうこともあります。
無理のない、確実な脱着方法を覚えておくと、作業するときに、惑わずにすみます。
運転席ドアの内張りを外す
■運転席内側ドアノブの前側にある、2箇所の化粧パネルを、細いマイナスドライバーなどでこじって外し、中にあるビスを外す。(+)ドライバー使用。
■ドア内側のハンドルカバーを外す。(+)ドライバー使用。ビスは1本。
■ドアハンドルカバーを外したら、その内側にあるビスも外す。(+)ドライバー使用。ビスは1本。
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■プル ハンドルボックス(パワーウインドウスイッチのついている、ドアポケットのついた部品)を外す。
(+)ドライバー使用。ビスは1本。取り外すときは、前側の爪で引っ掛けてあるので、後ろ側に引き上げると外すことができる。
■ドアミラーのコントロールスイッチと、パワーウインドウスイッチの、配線コネクタを引き抜く。
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■ドア コテーシランプの、ランプカバーを外す。内装はがし(リムーバー)か、マイナスドライバーで、上からこじると外すことができる。
■ドア コテーシランプ本体を止めているビス2本を、(+)ドライバーで外し、配線コネクタを引き抜く。
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■ドア内側のサッシュトリム(窓ガラス前側の黒い樹脂パーツ)を外す。2箇所差し込んであるので、内装はがし(リムーバー)などで、前側からこじると容易に外すことが出来る。
■ドアトリム(内張り)を剥がす。内装クリップは、12箇所で止まっているので、内装はがし(リムーバー)などで、ドアの後ろ側から順に、数箇所クリップを外していくと、あとは、連鎖的に、次々と外れていく。
内張りを外すときは、やや上に引き上げるような感じで外すと、容易に外すことができる。
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●引き続いて作業する箇所に応じて、防水フィルムを、最小限の範囲だけ剥がしていく。
作業終了後に、再び貼り付けるので、あまり必要のないところまで剥がしたり、破ってしまわないように気をつける。
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取り付け方法
基本的には、外した手順と、逆の手順で組みつけていけばいい。
●ドアの内張りをはめるときは、やや上から、押し下げるようにはめていく。
●プル ハンドルボックス(パワーウインドウスイッチのついている部品)は、前側の爪で引っ掛けているので、後ろから、前にスライドさせるようにはめる。
他に、特に注意する点はない。
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運転席パワーウインドウのセーフティ誤作動対策
運転席窓が外れた!
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