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異臭の原因! エアコンのエバボレーターは古くなるとカビの温床に

10年を過ぎ、走行距離はまもなく12万キロ。いつかはやろうと思いながら、なかなか実行に移せなかった、エアコンのエバボレーターの水洗いをやってみました。

ホームセンターで、エアコンの洗浄スプレーなるものを見つけ、つい衝動買いしてしまいました。(2本で480円なり) 他に買い物するものがあったのも忘れ、家に帰り、下調べもせずにいきなり実行!


たしか、グローブボックスの奥にあるらしい! ということしか予備知識がありません。

(整備書にはフロントクーリングユニットという名称のものが書いてあるだけで、洗浄方法は書いていない)

 



手当たり次第にどんどんはすしていきます。必要なものは、短めの+ドライバーと、10、12ミリのメガネ(或いはソケット)

グローブボックスを外すと、クーリングユニットが見えます。グローブボックス下の金属ステーが邪魔なので、ダッシュスピーカーのカバーも外します。

 


クーリングユニットの黒いケースは、冷媒の配管が通っているために、一部しか分解できません。手で隙間を作ると、3cmくらいは広げて中を見ることが出来ます。

皆さん、虫やカビで凄いとおっしゃいますので、どんな状態なのか、期待と不安入り混じりながら御開帳…おや? 一部には虫の死骸が堆積していますが、思いのほかきれいでした。
確かに、私のSGは、エアコン作動時にカビ臭いにおいがしたことは殆どありません。ただ単に、エアコンの効き具合を改善したかっただけでして…


気を取り直して、洗浄開始。掃除機で虫の死骸を吸い取ったあと、水道水をホースでエバボレーター(熱交換器)に掛けていきます。水をかけた瞬間、やはり異臭が匂いました。表面には見えなくても、熱交のフィンの奥には虫やらカビが堆積しているのでしょう。水は、車両の下に流れて排出されますが、あまり勢いよくかけると、車内にこぼれてきます。

 



次に、買ってきた洗浄スプレーをたっぷりスプレーします。クーリングユニットのケースは、ほんの少ししか開きませんので、スプレーが直接掛からないようなところには、細いホースをつなげて、まんべんなく洗浄液が掛かるようにします。少し時間を置いてから、再度水で流します。

今度は、エアコンを作動させながら、洗浄スプレーをエバボレーターに掛けていきます。安いものですから、遠慮せずに、2本ともすべて使い切ってしまいました。

洗浄後の感想…精神衛生上は、すっきりしましたが、冷静に判断すると、特に激変したような印象はありません。
考えられる理由としては、私は、エアコン使用時は、常に内気循環で使用していますので、外気導入でエアコンを使用することは稀です。そんなことから、クーリングユニットに虫などが入ってくる機会が少なかったのかもしれません。(目視した限りはカビで黒ずんでいるようには見えない)

 

※外気導入でエアコンを使用すると、内部に虫の死骸が堆積しやすい!
(予防策としては、ボンネット内の外気導入口に目の細かい網か、フィルターを自作して取り付ける方法があります)

 

<参考資料> 整備書の画像です。

上の画像をクリックすると

大きな画像が表示されます

 

 

整備工場のメカニックから聞いた話

 

エアコンのカビ臭いなど、異臭の原因! クーリングユニット(エバボレーター)の汚れが主です。
行きつけの整備工場のメカニックと話をしていると、ちょっと興味深い話が聞けました。

エバボレーターにカビが繁殖する原因は、湿気だそうですが、すべての車がこうなるわけではないそうです。エアコン使用中は、空気が急激に冷やされるので、ユニット内部には、結露で大量の水が溜まります。溜まった水は、車外に排出されますが、それでも、全部の水が出て行くわけではなく、また、帰宅してエンジンを切る直前までエアコンを使用すると、車が停止中に、エバボレーターが濡れたままで、乾かないそうです。

ユニット内部が濡れたままの状態で、車を止めている間に温度が上昇すると、カビにとっては絶好の繁殖環境とのこと。
エバボレーターからの異臭がひどくなったり、或いは、エバボレーターが腐食してしまうトラブルは、エアコンを一年中使用する人、特にフルオートエアコンで、夏冬構わず使用している人に多いそうです。

カビが生えるだけでなく、いつまでも濡れたままにしておくと、幾らアルミでも腐って穴があくのだそうです。特に多いのは、週末にしか車を使用しないような、エアコンを使いっぱなしの、高級車。フロントエアコンよりも、リアエアコンは使用する機会が少ないので、ユニット内部が濡れたまま、いつまでも乾かないと言う状態が続くことが多いようで、これがトラブルの原因らしい。
普通乗用車では、リアエアコンはありませんが、クラ○ンなどの高級車では、リアエアコンユニットが腐って冷媒漏れするケースも少ないのだとか。対策として、リアエアコンの配管をメクラで、殺してしまうこともあるそうです。

1BOX車もダブルエアコンですから、同様のことが言えるかもしれませんね。腐るそうです… 古くなるといつの間にかエアコンのガスが抜けてしまうなどの原因箇所も、この辺りが怪しいみたい。

快適に、長持ちさせるための対策としては、帰宅してエンジンを切るギリギリまでエアコンを使うのではなく、エンジンを止める5分くらい前にはエアコンを切って、送風だけにして使用する習慣をつけるとよいそうです。
夏場の気温の高い時期なら、送風に切り替えて、10分もたたないうちに、大部分が乾くそうです。

なかなか、暑い時期には、ここまで神経を使うことができないかもしれませんが、数多くの車を修理している、メカニックからの助言でした。

 

 



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