1999年フルモデルチェンジ
商用車はマツダのOEMに
衝突安全基準をクリアするために、従来のキャブオーバータイプのワンボックスは、継続して生産することができなくなり、新型車へ移行する必要があった。
3代目デリカ(P系)までは、デリカの商用車シリーズと、乗用車であるワゴンシリーズは、基本ボディーを共用して開発されてきたが、とうとうここへきて、乗用車と商用車は、住み分ける形となる。。
乗用車であるスターワゴン(P系)は、3代目デリカバン(P系)の生産終了とともに、生産を終了した。
1994年(平成6年)から発売されていた、デリカスペースギアは、その後も継続して生産され、2006年(平成18年)の年末まで生産された。
しかし、同型ボディを採用する初代デリカカーゴ(P#系)は、わずか5年の短い生産期間で、生産終了となってしまった。商用車としては、フロントノーズを持たない、キャブオーバータイプの方が、スペース効率の点からいうと、断然有利のためだろう。
商用車シリーズは、4.5代目デリカ(SK系)となる
代わって投入されたのは、衝突安全ボディに新しく生まれ変わった、キャブオーバータイプのワンボックス。商用車シリーズには、マツダの新型ボンゴをOEMとして、三菱デリカの名前で販売する。
これより先に、1994年(平成6年)には4代目デリカであるスペースギアと、デリカカーゴが発売されており、1999年(平成11年)のモデルチェンジで、商用車であるデリカカードが次期型にフルモデルチェンジしていることから、5代目デリカに相当するのかと思えば、2007年発売予定で、2005年(平成17年)のモーターショーに参考出品された「D:5」が、5代目デリカとして発売されることから、この商用車シリーズは、さし当たって、4.5代目という位置づけになるのだろうか?
尚、5代目デリカ、乗用車専用モデルのデリカD:5は、2007年(平成19年)1月発売となる。
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■デリカバンには、
ボンゴバンのOEM
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■デリカカーゴには、
ボンゴブローニーのOEM
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■デリカトラックには、
ボンゴトラックのOEM
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デリカバン(SK系)と、デリカカーゴ(SK系)の違いは、ショートボディとロングボディーの違いの他、最低地上高が異なる。フロントマスクにも違いを持たせてある。
DELICA history(デリカ ヒストリー)
年 表 初代デリカ(T系)
2代目デリカ(L系) 4代目デリカ(P#系)
4.5代目デリカ(SK系) 5代目デリカ(D:5)
デリカのページ
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