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経年劣化でワイパーアームもボロボロに
雨降りの日が多い季節です。
今回は、フロントワイパーアームを再塗装して、アームASSYで交換してみました。
現在乗っているPE8Wのワイパーアームは、前オーナーが再塗装した形跡がありますが、塗装もかなり劣化して、この上から塗り重ねるには、あまり気が乗りません。
とはいえ、一度ワイパーアームを取り外して、下地処理をして、塗装してから、元に復元するとなれば、それなりの時間を要しますから、季節柄、あまり施工したくはありません。
そこで、以前乗っていたPD8Wからワイパーアームを外して、事前に再塗装しておき、 塗装済みのアームを、ASSY交換してしまおうといういう試み。
(施工時期:2009年6月)
<作業手順>
■取り外し
(1)ワイパーアーム付け根にある樹脂のカバーを取り外す。 手で揺すって外れる場合もあるし、固い場合は、マイナスドライバーなどでこじって外す。このとき、ドライバー先端にテープを巻いて、部品や車体側への傷付きを防止する。
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(2)CRCなどの浸透性潤滑剤を吹き付けておくと、アームの脱着が容易になる。
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(3)ロックナットを緩める。
工具は14ミリ。
フロントウインドウの傾斜角のため、工具はオフセットのついたメガネか、ソケットレンチ等を使う。 窓ガラスへ傷をつけないように注意すること。
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(4)ワイパーアームを揺すっても、固着して抜けそうにないときには、軸の頭を、プラハンなどでコツコツ叩いてやると、反力で抜けてくる。 |
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(5)ワイパーアームを取り外す。アームを立てて状態で、揺すってやれば、 スプライン軸から抜けてくる。
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■おまけ
アームが外れたら、ついでに、白く変色したデッキガーニッシュ部分のリフレッシュ。 シリコンスプレーを吹き付けるだけですが、黒さが蘇ります。
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■塗装
部品取り車となっている、以前乗っていたPD8Wから、あらかじめ、ワイパーアームを奪取して、錆や劣化した塗装を剥ぎ落として、再塗装しておきます。
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■U字フックへの対応
私の場合、社外のワイパーブレードを愛用していますが、ご存知の通り、
スペースギアのフロントワイパーブレードは、トラック用ビス止めタイプ。
ビス止めタイプから、U字フックへ変換するためのアダプターがありますが、 PIAAのSH7という変換アダプターです。
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ワイパーアームの先端に、小さなビス2個で固定されているのですが、なかなか緩まなかったり、ビスの頭を舐めてしまったり、落として紛失してしまうかもしれません。
M3にも見えますが、実は、M3.5−P0.6という特殊なもの。
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U字フックアダプターを取りつけ、横から見たところ。
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U字フックなので、ワンタッチでワイパーブレードの脱着が出来ます。
雨用・雪用の切り替えもスムーズ。
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■取り付け
アームASSYを車体に取り付けます。私の場合は、ワイパーデアイサーが装備されていますから、熱線の位置にワイパーゴムが来るように位置あわせします。
あとは、ロックナットを締めこんで、カバーを装着して完了。 |
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念のため、動作確認をします。拭き取り位置に問題がなければ、これで終了。
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