|
純正オプションだが球数が少なく人気商品
スペースギア(SG)の、リアウイング(スポイラー)は、純正品の場合、ルーフ形状により呼称が異なります。
◆エアロルーフ用 … リアスポイラー 標準装備車とDオプション扱い ◆ハイルーフ/CLR用 … リアディフレクター Dオプションのみの設定
ハイルーフ/クリスタルライトルーフ用のリアディフレクターは、純正部品としての扱いではなく、所謂「用品」扱いのパーツとなります。
(生産終了車種の用品扱いのパーツであっても、在庫が残っていれば購入は可能なようです)
このパーツは、標準装備品ではないために、ディーラーオプションで装着した車両にしかついていませんから、解体車などから剥ぎ取った、中古パーツも希少な存在で、入手が困難なパーツのひとつです。 そのため、ネットオークションでも、2〜3万円程度まで値上がりする人気パーツとなっています。
今回手に入れたのは、お友達のkazukazuさんのシャモニーに取り付けるために、ネットオークションで手に入れた、ボディ同色の中古品ですが、取付部品の欠品もなく、特に取付不具合もなく施工できました。
(作業時期:2008年4月)
<作業手順>
■準備
※取付作業をする前に、車体側の、リアディフレクター取付部の汚れをパーツクリーナーとウエスを使ってきれいにしておきます。
◎今回の取り付けには、新品のパーツを購入した際に付嘱してくる取付説明書と、穴あけの位置あわせに使う型紙の、コピーを活用しました。
|
|
第1段階 穴あけ
この手のパーツをDIYで取り付ける際に、オーナーが最も敬遠する工程のひとつです。万が一失敗したら、どうしよう! そんな不安が… 今回は、kazuhikoが持っていた、新品部品取り付け用の型紙がありましたので、 型紙をコンビニでコピーして、はさみでカットして使います。
|
・リアゲートをあけ、指定位置に、左右間違えないように型紙を貼ります。
・リアゲート内側の、プレス整形されて、半円形に凹んでいる箇所にあわせます。
・型紙を指定された場所に貼ったら、十字印の中央部に、センタポンチで マーキングします。これがずれてしまうと、後の工程で悲惨な結末を迎えます。
|
|
・センタポンチでマーキングした箇所に、7ミリ径の穴をあけるのですが、いきなり太いドリルのキリを使用してもうまく穴あけできませんので、最初は3ミリ程度の細い穴をあけます。
・傷つき防止策として、リアゲート外側と、ルーフとの隙間に、段ボールを挟んでおくとよいかもしれません。 |
|
・細いガイド穴があいたら、それにあわせて太いキリで穴あけをするのですが、リアゲートの内側からでは、作業性がよくないので、リアゲートの外側から穴あけを施工することにします。 |
・このとき、穴が貫通した直後に勢い余って突き抜けてしまうのを予防するために、ドリルの刃先10ミリ程度を残し、ガムテープを巻きつけて、保護します。
|
|
・リアゲートを閉めて、最初にあけた細い穴にあわせて、外側パネルから 穴をあけていきます。
・穴があいたら、バリが残っている場合はヤスリやリーマーで整え、切り粉が大量に付着しているので、きれいにします。 |
|
・穴あけ箇所の塗装がやや剥がれている部分が発生しますので、タッチペンなどで上塗りして補修しておくと、錆の発生を予防できます。 |
第2段階 取り付け
・取付部の両サイドと、センター部分に両面テープを貼り付けます。
・リアゲートに穴あけ加工した位置にあわせて、ボルト・ナットを仮組みして落下を防止します。 リアゲート外側は、(+)ドライバーを使用し、内側からは10ミリの工具を使用します。
※本締めする前に、両面テープの剥離紙を剥がして、接着しておきます。
|
・リアゲート開閉用のガススプリングの取り付けステーに共締めする要領で、リアディフレクターの取付金具を固定します。
・2種類のボルトがありますので、8ミリと10ミリの工具が必要です。
|
|
・最後に、穴あけ加工した箇所のボルト・ナットを本締めして完成。 |
|
文面で書くとそれほど難しい作業ではありませんが、手が入りづらい箇所もあり、二人で作業しないと厳しいですね。一人では無理かも…
|
|
この手のパーツは、取り付ける前と、取り付けた後では、まったく印象が変わりますね。
装着前と、装着後の比較です。
|
リアディフレクターの装着2
スペースギア メンテナンス&DIYのページ
デリカのページ
|