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未塗装の外装樹脂パーツは
劣化がひどくボロボロに
いまさら? と思われてしまうかもしれませんが、遅ればせながら、リアアンダーミラーのボロ隠しを施工いたしました。
今までは、ときどき「バンパー&レザーワックス」とか、「タイヤ&レザーワックス」なるものを使用しておりました。他の無塗装樹脂部分にも使用していますが、吹き付けたあとのべたつきが厄介でした。
また、耐久性がないこと。元の素材がいくらかきれいなうちは、ワックス分が雨で流れ落ちても、すぐに見苦しくはならないのですが、さすがに10年超の老体になると、決して美しくはありません。とはいえ、ときどきワックススプレーを吹いてやっていたので、風化してボロボロになっているというほどではありません。
ある日の夕方、思いつきで、黒く塗ってやろうか? と思い立ち、もう暗くなるというのにCRCを吹き付け… その後は、お決まりの泥沼状態に。結局、最終的には、ボディ同色に塗り替えてしまいました。
<作業手順>
■取り外し
錆びて朽ち果てそうなボルトを緩めて外します。 結構、固着がひどいので、悪戦苦闘しますが、CRCをたっぷり吹き付けて、(+)ドライバーを力いっぱい押し付けながら、ボルトの頭をなめないようにはずします。
※ここで、取り外しに失敗すると、後が厄介ですが、何とかボルトが外れてしまえば、あとは、ボルトは再使用できなくてもOKです。ボルトは、特殊なサイズではなく、市販のM4のボルトとナットなので、新しいものに交換してしまえば、次回からの脱着は簡単に行うことができます。
ボルトが外れたら、ミラー本体をこじってやれば、アーム先端のボール部分から、抜くことができます。
■ペーパー掛け
塗装する面の、汚れや油分をパーツクリーナーなどで脱脂しますが、これだけでは不十分です。塗装ののりを良くするためにも、ペーパー掛けをして、塗装面の足付けをしておきます。今回は、240番のペーパーを使いました。
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■マスキング
塗装する前に、塗料が付着しては困る部分をマスキングします。
■塗装
いよいよ塗装に入ります。本当は、上塗り塗料を塗る前に、下地に、プライマーを吹きつけたほうがいいのですが、生憎と買い置きがありませんでしたので、ボディ同色のカースプレーのみで塗装しました。
今回用意したのは、三菱のG89 アストリアグリーンです。
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■重ね塗り
塗装作業をするときには、風がなくて、時間に余裕のあるときがいいです。
一度に厚塗りすると、ムラになったり、垂れてしまったり、或いは、スプレーを吹き付ける距離が近すぎると、ぶちになってしまうことがあります。
できるだけ距離を均一に、ムラなくスプレーした後、完全に表面が乾いてから、重ね塗りをしていきます。
吹き付けに失敗したときは、悪あがきをせずに、一度シンナーできれいに塗料を洗い流して、再度、塗装をやり直したほうが、結果的にはきれいに仕上がります。悪あがきをするほど、泥沼になり、結局、やり直すことになってしまうのですから…
■取り付け
完全に塗料が乾いてから、車体に取り付けます。
ボルトの頭は、非常になめやすいので、新しいボルト・ナットが用意できる場合は、交換してしまったほうがいいでしょう。
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<その後>
5年前に自家塗装した1号車(水没号)の、リアアンダーミラーですが、 すでに車両を抹消登録して2年目。
1年半放置されていて、そのままでは、決してきれいとは言えない状態でしたが、ボディー同色のアストリアグリーンに再塗装して、埼玉県に住む、お友達のtoyoさんのジャスパーへ移植されました。
今回は、自家塗装ではなく、塗装屋さんへお願いしたもの。 お友達で、通称「静岡の匠」と呼ばれるYUJI@静岡さんにお願いして、仕事関係で出入りの塗装屋さんに塗っていただいたものです。 当初は、自動車用の専用色ではなく、自前(ありあわせ)の塗料で色を 調合してもらう(シビアな色合わせは不要)予定でしたが、本当に偶然なのですが、車体同色のアストリアグリーンに塗っていただくことができました。
さすがに、素人のスプレー塗装とは、別格でした。
画像は、信州整備オフでミラーを交換するtoyoさん。
(追加記事は、2009年9月)
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