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ロッカーカバーを固定しているのはたった2本のボルト
10年落ちの車では、スペースギア(SG)に限らず、エンジンからのオイル漏れ等は珍しくありません。ロッカーカバーからのオイル漏れや、にじみも、誰もが必ず通る道。
エンジン回りのDIY作業は苦手と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、スペースギア(SG)の2800DT(4M40)のSGは、狭いエンジンルームのため、奥まった箇所の作業スペースが極端に狭いのが泣き所ですが、インタークーラーを撤去してしまえば、あとは2本のボルトを緩めるだけで、ロッカーカバーは外れます。
あとは、基本どおり、丁寧な作業をすれば、慌てない限り、大丈夫です。
※シール剤(液体ガスケット)の乾燥時間を要します。
施工後、すぐに車を使用することは出来ません!
今回のDIYは、埼玉県某所にお住まいのtoyoさんが、4M40(2800DT)の、ロッカーカバーからのオイル漏れ対策で、ガスケットを交換すると言うので、お友達が集まって、プチ整備オフ。
講師は、信州のM氏です。
toyoさんの車両は、前期型のジャスパー、2800DTです。
(施工時期:2009年6月)
<分解編>
■準備作業として、インタークーラーを撤去し、作業スペースを確保。
※今回は、ヘッドロッカーカバーのガスケット交換をしますので、準備作業の詳しい紹介は、省略します。
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■ロッカーカバーの上にある、前後2箇所のボルトを緩める。(工具12ミリ) |
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■ボルトが緩んだら、丸型のゴムシールと一緒に取り外す。
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■ロッカーカバーと、シリンダーヘッドの間のシール剤部分に、ウエスで 保護した(−)ドライバーを差し込み、ヘッド側を傷つけないように剥がしていく。
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■周囲のシール剤が剥がれたら、ロッカーカバーを取り出す。(オイル汚れ注意) ※エンジンのヘッド内部へ、硬化したシール剤の破片など、異物を落とさないように! |
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<清掃編>
■ヘッドロッカーカバーを撤去したら、シリンダーブロック側の半月型シールを撤去。 |
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■シリンダーヘッドに残ったシール剤(硬化した液状ガスケット)などを、丁寧に取り除いていく。
※絶対に、シリンダーヘッド内に異物を落とさないように! ※異物を落とした場合は、速やかに取り除くため、ピンセットやライトがあると便利。
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■ロッカーカバー裏面に残っている、 古いガスケット(固形)及び、硬化した液状ガスケットなどを、丁寧に取り除いていく。
<後編につづく>
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ロッカーカバー ガスケットの交換<後編>
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