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1500〜2000回転パーシャル走行で前方から不快なビビリ音
昨年秋頃から、1500〜2000回転弱で、アクセル一定、若しくは軽く踏み込んで緩やかに加速するときに、前方から、不快なビビリ音がしておりました。
エンジンの不具合ではないだろうと思いながらも、アクセルOFFでは異音がしないので、多少、メカ的にも不安があったり…
インパネ付近を疑ったものの、原因箇所は不明でした。
今日は、エアーエレメントの洗浄をするために、エアークリーナーBOXを開けてみましたが、 SGの傾向不良のひとつであるエアーダクトのビビリ音でもなさそうです。
先々週末の林道走行で、エンジンルーム内まで砂埃にまみれて、非常に汚かったので、各所拭き掃除をしておりましたら、ラジエターが、完全に固定されていません。
ラジエターアッパーを揺すってみると、前後にカタカタぶれるのです。
あっ!これだ!! というわけで、早速対策。
(施工時期:2006年6月)
<施工箇所>
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ラジエターアッパーを固定しているステーは、ボルト2本で固定されているので、12ミリの 工具で簡単に外れます。 (左側は、インタークーラー固定ボルトが、他に1本あります。工具10ミリ)
ステーを外すと、ラジエターアッパーは、丸い取り付け部の真ん中だけが凸型に突き出ていますが、この凸部が、ステーの穴にはまるようになっています。どうやら、ステー側のゴムブッシュが痩せてしまっているのかな。
痩せたブッシュはどうしようもないので、応急処置として、ラジエターアッパーの凸部に、 水道補修用のシールテープを巻きつけて、パッキン代わり。
見事、不快なビビリ音は解消しました。めでたしめでたし。 |
<2号車へ施工>
1号車(水没号)から乗り換えた、2号車(拾萬円号)でも、同様の施工をしました。
当初、シールテープが見つからなかったため、絶縁テープや、ガムテープを巻いて応急処置しましたが、エンジンからの熱の影響で、すぐに剥がれてしまい、役に立たず。
あたためて、シールテープの優れていることを、再発見した次第です。
(施工時期:2009年6月)
■ラジエターを車体側に固定している、サポートの金具に、ゴムブッシュがついていますが、経年劣化で、ブッシュが痩せてくると、隙間が出来て、走行中に振動や、異音を発生する原因となっています。 |
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■ラジエターサポートの金具は、車体側に、ボルト2本で固定されているだけです。
運転席側は、12ミリの工具で外すことが出来ます。
※ラジエター側には、ボルト止めはありません。
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■助手席側は、インタークーラーのステーが一緒に固定されていますから、12ミリの工具のほかに、10ミリの工具が必要になります。
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■ラジエターサポートの金具が外れたところ。(画像は運転席側)
※左右で形状が異なる。
・ゴムブッシュが振動を吸収するように作られています。
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■使用したのは、水道管の接続に使っている、シールテープ。
配管のネジを切ってある側に、巻きつけることで、ねじ山の隙間から水が漏れるのを防ぐ役割を果たすもので、ホームセンターで、100円程度で売られています。
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手ごろな値段で手に入るシールテープですが、実は、かなりの優れものです。 材質は、PTFE(テフロン)の未焼成テープで、耐熱温度は約260度。 長期間にわたり変質しづらいことから、高温のエンジンルーム内でも、弾力性を損なうことはありません。 |
■ラジエターアッパーの突起部へ、シールテープを巻きつけていきます。
ゴムブッシュの痩せ具合にもよりますが、あまり太くしてしまうと、クリアランスがまったくなくなって、振動を吸収できなくなりますから、ガタツキがない程度に加減します。
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■シールテープを巻いた上から、ラジエターサポートの金具を取り付けて、作業は完了です。
手で揺すってみて、目立ったガタツキがなければOKです。
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