インタークーラーの圧力損失を考えてもう1個追加してみた
|
エンジンに吸い込まれる空気の流れを整流して、吸気抵抗を軽減し、空気の流速をアップするという、眉唾的なグッズなのですが、エアクリーナー出口に装着したあと、何回か、着けたり外したりと、フィーリングの違いを試してみましたが、個人的には、サイクロンを装着した方が、アクセルのレスポンスが変化して、気に入りました。
サイクロン(エアクリーナー出口)
スペースギア(SG)の2800DTのように、インタークーラーがあり、しかもインテークパイプの取り回しが、細く長い場合は、インタークーラーでの圧力損失を考えると、インタークーラー出口にもう1個追加した方が、効果が得られるということです。
|
かなり前の雑誌の記事ですが、(株)マチヤマで施工した、4M40(2800DT)のパジェロに、サイクロンを3個装着したら、黒煙が気にならないほど減少したとのこと。
(1)エアクリーナー出口
(2)インタークーラー出口
(3)マフラーのテールパイプ入口
というわけで、私も、(1)と(3)は施工していたのですが、(2)だけが未施工でした。
「サイクロン」の名称で、マチヤマが独占輸入販売していた頃は、当時の価格12,800円という、とても高価なものでしたが、この商品は、(株)タカノが輸入販売した「サイクロン2」で、なんと2980円で手に入れたものです。
(サイクロン3が発売されたので、在庫処分と思われる)
とても格安で入手できたので、インタークーラーの出口にもつけてみました。この入手価格なら、仮に効果が得られなくても、それほど落胆することはないかなと…
サイクロンの取り付け
方向を間違えないようにインテークホースの中に入れるだけと言うお手軽チューンですが、SGのインテークパイプって、かなり細いんですね。
純正の黒いホースだと、内径に余裕はあるものの、ゴムホースですから、サイクロンを押し込むことによって、傷つけてしまうかもしれません。
社外の金属パイプでは、純正のホースよりも、ひとまわり細いのです。しかも、パイプの端は、さらに内側に丸みを持たせて、強度的に補強されています。サイズ的には、35ミリ径が欲しいところ。しかし、サイクロンの最小サイズは、40ミリ径ですから、ちょっと取り付けは無理だなと思いましたが、インタークーラー側にセットすれば問題ないことがわかりました。
|
■インタークーラーのカバーを外します。工具は10ミリ。左右2箇所ずつ、4本のボルトで固定されています。
※インテークパイプのホースバンドの固定位置によっては、インタークーラーカバーは、取り外すことなく施工できます。
(インテークパイプを外すことができればいいのです)
|
|
■インテークパイプの、出口側を外します。
(入口側は外さなくてOK)
■インテークパイプを固定しているホースバンドを緩めますが、私の場合、工具サイズは7ミリです。
メーカーによっては、8ミリの場合もあります。
|
|
■サイクロン2には、方向性が書いてあります。矢印と、エンジン側と書いてあるので、見間違わないように。 |
|
■エンジン側を、出口パイプへ向け、インタークーラー出口へ、サイクロン2を押し縮めるようにして、挿入します。
方向性さえ間違わなければ、特に難しい作業は必要ありません。
■インテークパイプ側の内径が、ひとまわり細くなっていますから、このままでも、吸い込まれてしまう心配はありません。
|
|
■あとは、インテークパイプと、インタークーラーカバーを元に戻して、完成! |
サイクロンを取り付けたことにより、吸入される空気の流速が高まり、結果的に空気量が増量されるとしたら、それに応じて、燃料も増量する必要があるかもしれません。
ま、旧式ディーゼルの場合は、空燃比がアンバランスで走行していることって、案外多いのですが…
燃調をやや増量したあとで、サイクロンの取り付け作業を施工しましたので、サイクロンを1個追加した効果が、どれほどのものかは、正直わかりません。
(吸気・燃調を同時に手を加えたため、中間加速の伸びはよくなり、個人的には満足です)
サイクロン2の説明書
(画像をクリックすると大きく表示されます)
サイクロン取付(エアクリーナー出口)
スペースギア メンテナンス&DIYのページ
デリカのページ
|