三菱自動車 DELICA SPACEGEARのクランクシャフトプーリー
ようやくリコール 4M40 平成9年6月18日〜製造
【2003/01/9 発表 リコールの内容】
クランクシャフトプーリーダンパーの接着剤の選定ミス不良らしい・・(接着剤耐熱温度
130℃→180℃へ改善)
(製作期間の全体の範囲)平成9年6月18日〜平成13年2月8日とか。http://recall.mitsubishi-motors.co.jp/Recall/displayselect.do?orderno=10905
autoASCIIwebサイトの記事より引用 [2003年1月9日]
三菱自動車工業は9日、『デリカ』など3車種合わせて約1万8000台のリコールを国土交通省に届け出た。
97年6月から2001年2月までに生産されたデリカ、1万7644台は、補器類駆動用プーリーの不具合により、高速走行時などにプーリーのゴム部品がクランク角センサーを損傷させ、エンジンが停止したり、エンジン回転が上昇するおそれ。これまでにエンスト28件、回転上昇9件が報告されている。
【私の見解】
注目すべきは 平成9年6月以降といういわゆる電子制御になった「後期型」にしか対応していない点だ。
同じプーリー/接着剤を使用した前期型は何故一緒にやらないのだろうか・・?
後期は出力向上で熱量が増え周囲温度が多少上がったにせよ、通常走行でどれだけの熱量差があるのだろう・・?
たしかに電子制御でない前期型はセンシングブレード(プーリー位置検出の鉄板)、当然エンジン回転センサー等もなく、アクセル全開の暴走等は無い、根本的にリコールと言う観点から考えるなら、前期型は対象外かも知れない。
しかしである。以下の事例を見ていただければ、そもそもの接着剤の選定ミス(欠陥)だと思うし、このダンパー接着部分が当然前期型でも壊れている様である。
こういう時期だからこそ、何故積極的に予防策をこうじ、今までの三菱自動車とは違うんだぞ!変わったぞ、まじめまじめ だぞ と積極的にアピールしないのか DELICAを愛する私にはとても疑問でならない。
デレク&ドミノス(昔エリッククラプトンがいたグループです)のいとしのレイラの音楽バックに
最近走ってますか なんて言う企業イメージCMバンバン流してるけど
私の場合 修理で40日全然走ってなかったし(一番下のリンク参照) いつもどう答えていいやらTVの前で返答に
困ってます (にが笑)
企業イメージCMはもういいよ。
あの CM経費 その ほんの一部を 現三菱ユーザの為に投入して現三菱自動車ユーザーの信頼回復してほしいものです。
販社通達からリコール届け出迄に三ヶ月もかかるものなの?
実はこのクランクシャフトプーリーのリコールは、少なくとも昨年10月2日以前には既に三菱自動車販社各営業所に通達がて流れていたと思われ、当時インターネットのBBS(掲示板)で話題になっていた。
以下はその情報元のBBS(掲示板)より引用させていただいた。
投稿者名は引用時に削除させて頂きました。
引用元はYahoo!他の匿名掲示板とは違い、メール認証制度(フリーメール禁止)のある掲示板であり、信頼出来る情報と私は思っております。 最終的判断は読者ご自身で行ってください。
-----------以下引用----------------------------------------------
[13111] 又またリコール!だそうです
投稿日:02/10/02(Wed) 12:41
スペースギアのリコールが叉発表されるそうです。
内容は、4M40搭載車のクランクシャフトのプーリーだそうです。
以前6G72のガソリン車に同じリコールがありましたが、今回はディーゼル車だそうです。
まだ発表にはなっていませんが、『販社には通達があった』と私のお世話になっている
販社の工場長が言ってました。
----------------------------------------------引用終わり-----------
何で販社通達から3ヶ月以上経った今頃リコール発表なのだろうか?
部品の調達受け入れ態勢作りとかに3ヶ月も時間を要すものだろうか?
→ (尚、販社には発表翌日現在、対策部品等は入庫していないとの話があった。) 2003/01/12
私も何度かお会いした事のある埼玉の方より、その後、こんな投稿もDELICAページBBSにありました。
-----------以下引用----------------------------------------------
タイトル : あれから、何日経ったか・・・・・
投稿日 : 2003/01/22(Wed) 20:57
先日のリコールの案内本日ようやく届きました!
発表の翌日三菱に行って、部品が無いと言う事で作業予約までして来たのに
あれ以来、連絡も無しで案内が届いたので電話したら、作業の予約して下さいと・・・・
買う店を間違えたのか?買う車を間違えたのか?
----------------------------------------------引用終わり-----------
ちなみに 1月経った現在、電話かけても ハガキが届くまで待ってくださいと・・か
まだ リコールのハガキすら来てない人もいます。いつまでに終える目論見なのだろう・・・。
北海道の方より(02/12)
前期型DELICA SPACEGEARのクランクシャフトプーリーダンパーも実際外れている事例がある、燃料噴射ポンプ交換の際、角度が出ないので同時に交換したり、販社では“故障が多いので交換しませんか?”と、交換を薦めていると聞く、前期型も使用した接着剤は同じ、この際交換一掃した方が良いのでは?
販社では前期型燃料噴射ポンプOHの際にこのプーリーのダンパーが経たっている為TOPが出ないのでプーリーも同時に交換しているとこもあると聞く(ノウハウなのだろうか?)、タイミングチェーンとかを交換する際にも、よく壊れるからと販社は交換を薦めていると聞く (部品代11.200円也 もちろんユーザー負担有償)、まあこれは後々交換の工賃を考えての事かも知れないが・・。
お会いした事もあるネットの友人Hさんは昨年来燃料噴射ポンプ交換後も何度も販社に預け修理しても直らず、挙句のはてはこのクランクプーリーを交換したらしい(もちろん有償)、それでも直らず、友人はもういいやと愛想つかして半ばあきれ諦め気味である。(これが今の実態、もどかしい限りである)
もう一方 私の友人も このクランクシャフトプーリーを50000K少し程で有償で交換している。(前期型である)
あるBBSでは、リコール発表のつい2日前に、ラジエーターファンから”カカカカカ”という異音が発生、ボンネットを開けてみると、クランクシャフトに直結しているファンベルトのプーリー内のダンパーラバーが15ミリほど飛び出してファンと接触していたと、書き込みがあった。
今回のリコールでは 対象外としているH6年式 4M40(前期型)である。 同じプーリー、前期型とて同じである。
翌日(リコール発表前日)彼が、お客様相談室に電話したとの事、
電話で対応してくれた人は、非常に冷たい態度で回答してくれていたので手が震えるほど憤りを感じた。
正直言って電話しない方が良かった。
三菱自動車のお客様相談室って、お客様のためのものと思っていましたがやはり、会社側の人なんだなあ、と感じた。
と彼は書いておりました。
「正直言って電話しない方が良かった。」
私はこの一行を見た時 全然 変わってないんだろうな・・三菱と思った。
ある意味ユーザーの“よりどころ”となるべき、お客様相談室。
仮に有償にせよ、ちゃんと納得出来る様に説明すればだれしも解るのではないでしょうか?
私は電話の内容を聞いた訳ではありませんが、こんなコメントをするような印象を客に受けさせる、受け答えはどう考えても
おかしいと思います。
それでも彼はDELICA SPACEGEARが好きだから修理して乗りつづけたい、と、最後に書いていた。
私は その一言でなんだか救われたような気がした。そして嬉しかった。
何故だろう? そう みんなDELICAを愛しているのです。そんな魅力ある車なのです。
これほど DELICAを愛しているユーザーが日本全国にいるのに 何故 三菱自動車工業は それに答えてくれないのだろうか・・。目先の事にこだわらないで現ユーザーを大切にしてほしい。このまま行くと三菱離れが進む一方だと思う。
三菱自動車工業のTOP、DELICAの開発チームはどう とらえているのだろうか?
前期型は問題無いと言い切った、判断した、このDELICA SPACEGEARのクランクシャフトプーリーは今までどれだけの数量交換されているのだろう・・興味がある。
前期型は対策不要という結論を導き出した検証記録(温度上昇記録)、前期型での今までのプーリーの交換数量、この辺りは、是非納得出来る公式見解を数値をもってユーザーに公表してほしいものである。
情報公開、それも信頼回復の一つの方法でもある。
三菱自動車のサービスマンは 今日もも、どこか故障するごとに「良く壊れるのでコレも一緒に交換しませんか?」とクランクプーリーを指差して今まで同様、何事も無かったように交換をユーザーに薦めて来るのだろうか・・。
その後追加BBS記事例
なんとか ユーザー側の立場になって先手の予防対応をこうじてもらいたいと思うのは私だけではないだろう。
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上記 記事、前期型でクランクシャフトプーリーのダンパーが外れ、お客様サービス窓口に電話をかけた方より当方のBBSへも記事をご覧になり書き込みがありました。
その後 修理に持ち込むと 今まで有償と言われてたものが、結果的には無償修理となった様です。何故だろう??
リコール発表後、前期型は修理の際は無償対応、というランクの部品になったのだろうか?(01/12)
その後
同時に修理したグロー系の修理、ハーネスの交換とグロープラグ1本交換と対策プレートに交換。
これも全て無償修理となったそうです。H6のKD8W 11万キロ走行。リコール対象外にも拘わらず、全て自工側で持ってくれたそうです。 グロープラグは通常、無償対象ではないはず。何故だろう?
穏便に済ませたいという思惑が・・・ 見え隠れします。(01/26)
[事例] BBS 昨年3月の記事 2005年9月ブログの記事1 2 (無償扱い)
国土交通省のHPには、自動車不具合情報受付サイトがあります。
何気に仕方がないと出してる修理、実は表面に出ないだけで潜在的に大きな問題を抱えているものもあるかも知れません。特に走行中のエンジン停止の故障等は思わぬ危険にさらされる事もあります。
多くの投稿があれば、国土交通省も調査に動く事でしょう。
多くのDELICA乗り達の為にも該当の方は、今からでも是非報告して下さい。
以下の国土交通省サイトです。
http://www.motnet.go.jp/carinf/cis/asp/cisrec.asp |
リコール制度とは?
欠陥車による事故を未然に防止し、自動車ユーザー等を保護することを目的とするものであり、自動車製作者等が、その製作し、
又は輸入した同一の型式の一定の範囲の自動車の構造、装置又は性能が自動車の安全上、公害防止上の規定(道路運送車両の保安基準)に適合しなくなるおそれがある状態、
又は適合していない状態で、原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て自動車を回収し無料で修理する制度です。
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2003年01月10日 Page作成 MORIMORI
2003/01/10up 2003/01/12追記 2003年01/17追記 2003年02/12追記
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